はい皆さんどうもこんにちは。FIRE達成を目指すミニマリスト投資家のソラです。
全世界株式に分散投資可能なおすすめ投資信託を教えて!
これから投資を始める投資初心者にとって投資リスクを減らすために全世界株式に投資をしたいけど、全世界インデックスファンドの種類が多くてどれを選べばよいのか悩んでしまいますよね?
私は投資歴3年以上で1,000万円以上の金融資産を保有し、自分自身でも全世界株式の投資信託を複数保有しています。
そこで今回は投資初心者向けに全世界株式のおすすめ投資信託4選を徹底比較します。また、全世界株式の代表的な2つの指数「MSCI」と「FTSE」の違いも分かりやすく解説します。
今回の記事を読むことで「ゼロから全世界株式への投資を始める初心者にピッタリな低コストでリターンの高い投資信託」が全て分かります。
私が3年以上実践して学んだ本物の知識や経験をまとめました。全世界株式への分散投資で資産運用を始めたい投資初心者はぜひ最後までご覧ください。
MSCIとFTSEの違い【全世界株式指数】
まず初めに、全世界株式に投資可能な投資信託は、2種類の全世界株式指数で大別することができます。
全世界株式指数 | MSCI All Country World Index | FTSE Global All Cap Index |
---|---|---|
略称 | MSCI ACWI | FTSE GACI |
投資対象 | 全世界の大型・中型株式 | 全世界の大型・中型・小型株式 |
銘柄数 | 約3,000銘柄 | 約9,000銘柄 |
算出会社 | モルガンスタンレー・キャピタル・インターナショナル(米国) | FTSEインターナショナル(英国) |
MSCI All Country World Index(MSCI ACWI)は、先進国24カ国と新興国23ヶ国を合わせた全世界47カ国の大型・中型株式約3,000銘柄に分散投資が可能な全世界株式指数です。
FTSE Global All Cap Index(FTSE GACI)は、全世界の大型・中型・小型株式約9,000銘柄に分散投資が可能な全世界株式指数です。
2つの大きな違いは、MSCIオールカントリーワールドインデックスは小型株を含めていないのに対して、FTSEグローバルオールキャップインデックスは小型株を含めている点です。
そのため、MSCI ACWIよりFTSE GACIの銘柄数は約3倍多くなっています。
また、算出会社の所在地も異なっており、MSCI ACWIの運営会社はアメリカのモルガンスタンレー・キャピタル・インターナショナル(株)で、FTSE GACIの運営会社はイギリスのFTSEインターナショナル(株)となっています。
全世界株式インデックスファンドの選び方
投資初心者が全世界株式インデックスファンドを選ぶ際に気を付けるポイントは以下の2点です。
全世界株式インデックスファンドを選ぶ際の1つ目のポイントは、「連動指数の確認」です。
ご自身のアセットアロケーションに全世界の小型株式を含めなくてよい場合はMSCI ACWI、小型株式を含めたい場合はFTSE GACIを選びましょう。
それに小型株式である中小企業が成長してくれば、自動で各算出会社が小型株式から大型・中型株式に含めてくれるので、MSCI ACWIでもスタートアップ企業の成長はちゃんと教授できます。
全世界株式インデックスファンドを選ぶ際の2つ目のポイントは、「信託報酬(手数料)は安いか」です。
信託報酬(経費・手数料)は読者の資産運用を阻む敵なので、できるだけコストが低い投資信託を選びましょう。
具体的には信託報酬0.15%以下なら低コストな銘柄と言ってよいでしょう。
全世界株式のおすすめ投資信託4選を比較
それでは投資初心者向けにおススメする全世界株式の投資信託4選を一覧表でみていきます。
銘柄名 | 投資対象 | 信託報酬 | 騰落率 |
---|---|---|---|
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | MSCI ACWI | 0.1133% | 72.69%(3年) |
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) | MSCI ACWI | 0.1133% | 84.14%(5年) |
SBI・全世界株式インデックス・ファンド | FTSE GACI | 0.1102% | 76.63%(5年) |
たわらノーロード 全世界株式 | MSCI ACWI | 0.1133% | 72.29%(3年) |
それぞれの投資信託について詳しく解説していきます。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
投資信託 | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) |
---|---|
投資対象 | MSCI All Country World Index |
買付手数料 | なし(ノーロード) |
信託報酬(税込)/年 | 0.1133% |
騰落率(リターン) | 72.69%(3年) |
基準価額 | 19,324円 |
純資産額 | 12,689.24億円 |
買付単位 | 100円以上1円単位 |
設定日 | 2018年10月31日(水) |
運用(委託)会社 | 三菱UFJ国際投信 |
全世界株式のおすすめ投資信託1つ目は、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」です。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)「通称:オルカン」は、MSCI ACWIへの連動を目指した投資信託です。
信託報酬は0.1133%で、全世界株式インデックスファンドの中でも最安値クラスです。
また3年騰落率(リターン)は72.69%もあります。これは、国別構成比率でアメリカが62%も含まれているからです。
純資産額は約1兆2700億円で、投資信託の純資産額ランキングでも2位になっているほど多くの投資家から人気を集めています。(※2023年7月15日現在)
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
投資信託 | eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) |
---|---|
投資対象 | MSCI All Country World Index(日本除く) |
買付手数料 | なし(ノーロード) |
信託報酬(税込)/年 | 0.1133% |
騰落率(リターン) | 84.14%(5年) |
基準価額 | 19,477円 |
純資産額 | 2817.34億円 |
買付単位 | 100円以上1円単位 |
設定日 | 2018年3月19日(月) |
運用(委託)会社 | 三菱UFJ国際投信 |
全世界株式のおすすめ投資信託2つ目は、「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」です。
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)は、オルカンと同じく三菱UFJ国際投信が運営する「eMAXIS Slimシリーズ」の投資信託の一つです。
投資対象は、MSCI ACWIから日本を除いた全世界46ヶ国です。
3年騰落率は74.14%でオルカンよりも約2%高くなっています。これは世界で唯一経済成長をしていない日本を投資対象から排除できているからです。
純資産額は約2800億円で、楽天証券の買付ランキングでは8位となっており、とても売れている投資信託の一つです。
SBI・全世界株式インデックス・ファンド
投資信託 | SBI・全世界株式インデックス・ファンド |
---|---|
投資対象 | FTSE Global All Cap Index |
買付手数料 | なし(ノーロード) |
信託報酬(税込)/年 | 0.1102% |
騰落率(リターン) | 76.63%(5年) |
基準価額 | 18,278円 |
純資産額 | 1234.52億円 |
買付単位 | 100円以上1円単位 |
設定日 | 2017年12月6日(水) |
運用(委託)会社 | SBIアセットマネジメント |
全世界株式のおすすめ投資信託3つ目は、「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」です。愛称「雪だるま(全世界株式)」として親しみられています。
雪だるま(全世界株式)は、FTSEグローバル・オール・キャップ・インデックスへの連動を目指しており、全世界の大型・中型・小型株式約9,000銘柄に分散投資が可能です。
信託報酬は0.1102%で、オルカン0.1133%より0.0031%だけ安いですが、3年騰落率は72.26%で、オルカン72.69%より0.43%低いです。
オルカンも雪だるま(全世界株式)もあまり差はありませんので、自身のポートフォリオに小型株式を含めたいかどうかで判断すれば良いと思います。
たわらノーロード 全世界株式
投資信託 | たわらノーロード 全世界株式 |
---|---|
投資対象 | MSCI All Country World Index |
買付手数料 | なし(ノーロード) |
信託報酬(税込)/年 | 0.1133% |
騰落率(リターン) | 72.29%(3年) |
基準価額 | 18,020円 |
純資産額 | 72.88億円 |
買付単位 | 100円以上1円単位 |
設定日 | 2019年7月22日(月) |
運用(委託)会社 | アセットマネジメントOne |
全世界株式のおすすめ投資信託4つ目は、「たわらノーロード 全世界株式」です。
たわらノーロード全世界株式は、MSCI ACWIへの連動を目指した投資信託です。
信託報酬はオルカンと同じく0.1133%で、3年騰落率も72.29%(オルカン72.69%)とほとんど差はありません。
それなのに純資産額は約73億円で、オルカン(12,689億円)の1/173以下しかありません。
純資産額に大きな開きがある原因として、本ファンドの設定日が2019年7月に対して、オルカンが2018年10月で、9ヶ月ほど遅いのも理由の一つではありますが、一番の原因は”名前”です。
”ノーロード”とは、ノー「No」(無料)とロード(load)「販売手数料」を組み合わせた造語で、「購入時手数料無料」という意味です。シリーズ名称としては非常に分かりやすいと思います。
しかし、”たわら”という言葉が「たわら=お米=農業=大変だけど儲からない」というイメージを連想させてしまうので、投資家から忌避されてしまい純資産額が他の投資信託と比較して少なくなってしまっていると思われます。
また、純資産額が低いと償還リスクがあるので、どうしても投資家からは敬遠されてしまいます。(商品の中身としてはオルカンと同じく非常に優れた投信なのでご安心ください!)
因みにアセットマネジメントOneのHPを見ると、たわら誕生の由来は以下のように記載されていました。
親しみのある、分かりやすい、コツコツと蓄えるといったイメージ・・・、こうしたコンセプトから約300個の候補リストをつくりました。そのリストを眺めていると、プロジェクトメンバーの女性陣から「“たわら”がいい」という声が上がりました。“たわら”というのは、お米だけでなく、小麦や小豆などの穀物を包み保存する容器の役割があり、豊か、蓄えるというようなイメージがあります。現に神田明神の大黒様は二つのたわらの上に立っています。
※引用:アセットマネジメントOne「たわら物語」
買ってはいけない全世界株式に連動する投信の条件3選
ここまで投資初心者向けに全世界株式のおすすめ投資信託4選を解説してきました。
他にも全世界株式に投資可能な有名な投資信託はいくつかありますが、今回紹介した投信以外の購入はあまりおススメしません。
理由は以下の通りです。
買ってはいけない全世界株式の投資信託の条件1つ目は、「信託報酬が0.15%を超えている」です。
信託報酬が高いか安いかの基準は投資対象や人により考え方は様々ありますが、私個人としてはインデックスファンドで信託報酬が0.15%を超えている銘柄は基本的に手数料が高すぎると考えています。
買ってはいけない全世界株式の投資信託の条件2つ目は、「日本株式を多く含めている」です。
理由は日本が少子高齢化社会かつ、日本政府がこの問題に対して対応する気が無いので、世界と比較して経済縮小することが確定してしまっているからです。
具体的な日本株式の構成割合としては、例えばオルカンの日本株式の組み入れ割合は時価総額ベースで5.4%なので、他の投資信託でも5%前後であれば問題ないと思います。
買ってはいけない全世界株式の投資信託の条件3つ目は、「投資対象が海外ETF」です。
投資信託の中には、MSCIやFTSEなどの指数に連動を目指した投資信託がある一方、海外ETFを投資対象として全世界株式に投資をする投資信託もあります。
ただし、このような海外ETFに投資する投資信託は、直接、全世界指数に投資をするのに対して、間に海外ETFを挟むことで余計な手数料が増えているので、一般的に海外ETFより投資信託の信託報酬は高いと言われています。
具体的には2倍~6倍も手数料に差があることもあります。
手数料にこれだけ差があるなら、直接、海外ETFを購入する方が利口です。
投資信託と海外ETFの信託報酬の比較については、「【投資初心者】楽天インデックス・シリーズのおすすめ投資信託ランキング3選【楽天証券】」のブログ記事で詳しく解説しています。
まとめ:投資初心者が買うべき全世界株式の投資信託4選
今回は、投資初心者向けに「投資初心者が買うべき全世界株式の投資信託4選」を解説しました。
今回紹介した投資信託を参考にすることで、投資の基本である「長期・積立・分散・低コスト・高リターン投資」に向いた資産運用を行うことができます。
リスクを取れない投資初心者にぜひおススメです。
その他、2024年1月から始まる新NISAのおすすめ投資信託【第1弾】を以下のブログ記事で紹介しています。
最後に、『人生は短い。他人の人生を生きて、自分の人生を無駄にしてはいけない。』
投資は大切な人を守るための愛情表現の一つです。
大好きな人と一緒な時間を過ごすためにも最短でFIREを達成して、本物の自由を手に入れましょう!
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